イグス(本社ドイツ)は、独自の試験でクリーンルーム用エネルギー供給システム e-skin flatシリーズの非常に高い耐摩耗性と信頼性を実証しました。e-skin flatを、約1年半の連続使用で6,000万回往復させた後、クリーンルーム試験室で100分以上稼働させたところ、最高のクリーンルーム清浄度であるISOクラス1を維持していることが確認されました。
イグスは、最高の衛生基準が要求される場合、無潤滑で耐摩耗性に優れたプラスチック製の可動部品で高い評価を得ています。特に、自動車に搭載される電池の生産には、特殊な環境条件が必要であり、ドライルームとクリーンルームの組み合わせで実現されています。フラウンホーファーIPAは、まさにこのような要件に対応した新しいタイプの証明書を開発しました。 イグスのE6.29エナジーチェーンは、ドライクリーンルーム条件下でテストされ、ISOクラス4の認定を受けた最初のケーブルガイドシステムです。
VRヘッドセットでローコストロボットを操作できるようになりました。スマートフォンのAIを使えば、数秒でスペアパーツを特定し注文できます。エクスカベーターに使用する無潤滑部品の潜在的な用途を即座に特定するモバイルアプリもあります。イグスは2023年に、使いやすくコストを抑えた製品・サービスに加えて、デジタルツールのラインアップを発表します。最適なモーション・プラスチック製品の楽しく簡単な選定と、カーボンニュートラルとプラスチック廃棄物削減の実現を目指しています。
80Mpa以上の荷重がかかるアプリケーションでは、熱可塑性材料製のすべり軸受が限界に達することがあります。イグスは、新しいigutex繊維巻き軸受シリーズで既存の標準すべり軸受の製品ラインアップを拡大しました。このシリーズは、建設機械やホイストなどの重責務エリアでその強さを発揮します。製品ファミリーの最新開発は、igutex TX3という素材です。従来のigutexベアリングよりも高い荷重に対して、より高い性能を提供します。
食品加工業界の機械では、薬品による清掃が日常的に行われています。わずかな隙間に水分が溜まってしまい、機械内の汚染につながることもあります。そのため、衛生設計を重視した部品設計を行う事業者が増えてきています。イグスはEHEDGのメンバーであり、衛生設計ガイドラインに基づいた最初のリニアガイドシステムを開発しました。高機能ポリマー「イグリデュールA160」、ステンレス鋼、洗浄可能なキャリッジの内部など、FDAに準拠した素材を使用し、衛生的な設計を徹底しています。