世界初のほぼ100%プラスチック製自転車「igus:bike(イグスバイク)」日本初の試乗会を開催しました
4月 7, 2025

イグス株式会社(東京都墨田区、代表取締役社長:吉田 剛)は、世界初となる廃プラスチック製自転車「igus:bike(イグスバイク)」の日本で初めてのメディア向け試乗会を2025年3月26日(水)に、有明アーバンスポーツパーク(東京都江東区)にて開催しました。自転車メディアなど業界のライター・編集者の方々にご参加いただいたイベントでは、プラスチック製自転車という新たな製品の楽しさを体験いただき、イグスの樹脂技術を知っていただく貴重な機会となりました。
■イグスバイクとは?
イグスバイクは、世界初のほぼ100%プラスチック製、うち50%で漁網などの廃プラスチックを活用しているサステナブルな自転車です。当社はプラスチックを開発・製造する企業としての社会的責任を果たすべく、オランダの開発パートナー企業と共同で「プラスチックの廃棄を循環に転換させる未来の移動手段」というコンセプトで3年半の期間を経て開発しました。プラスチック製の自転車は、長持ちすると同時に潤滑剤を使うメンテナンスが不要で、屋外使用での腐食や汚れに強い耐性を発揮します。イグスバイクは、当社のモーション・プラスチック(可動部に使用するプラスチック)技術と環境に対する理念を体現する、“イグスの象徴”ともいえる製品です。
■当日の様子
本試乗会は、同一車体のイグスバイクで世界各国を巡るワールドツアーが日本に上陸した機会に開かれました。会場となったボルダリング施設にはワールドツアーを走行中の1台を展示し、試乗用に2台を用意しました。
当日は試乗に先立ち、当社広報部長の浦川博之が、イグスが実現したい無潤滑の世界に向けた取り組みについて紹介。イグスの強みである独自に開発・配合した高機能ポリマー素材「イグリデュール」によって潤滑剤が不要になることや、2005年に当社のフランク・ブラーゼCEOがビーチで錆びた自転車を見て「メンテナンスフリーの樹脂製自転車」をひらめいたことがイグスバイク開発のきっかけだったことなどを話しました。
その上で、イグスは「部品同士が接触して動く部分には潤滑剤が必要」「プラスチックは金属の代替にならない」といった樹脂部品の認識を変えていきたいと強調しました。
■試乗のご感想
イグスバイクの試乗は屋外で実施。この日は、東京都心で最高気温25℃以上の夏日になる晴天でした。試乗いただく皆様には、ヘルメットをしっかり着用していただきました。
実際にご試乗された方々からは、「乗っていて楽しい」「思ったより軽い」「欲しい人はいるはず」「面白いモノづくりだ」「商材としてはとても魅力的」「日本は坂が多いので電動自転車なら流行りそう」など、さまざまな声をいただきました。
また、ベアリングなど駆動部の部品もプラスチック製である点や、再生プラスチックのうち、廃プラスチックを50%使っていること、メンテナンスフリーである点に特にご関心を持っていただきました。
■ワールドツアーについて
ドイツ本社が昨年2024年10月15日に創業60周年を迎えたことを記念して開始した、イグスバイクで世界約16か国の拠点地域を巡るワールドツアーです。1年間で6000kmを走破します。日本では2025年3月17日(月)~28日(金)に147kmを走破しました。日本出国後は、中国や欧州各国を周る予定です。
■ワールドツアーの様子はブログにて紹介!
ワールドツアーの様子は、日本語(日本編のみ)・英語で発信しております。ぜひご覧ください。
https://www.igus.co.jp/info/jp-60th-aniv-igus-bike-tour
■イグスバイクの海外販売サイト(英語)
https://rcyl.bike/en/the-bike/
以上
イグス株式会社
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル15階
Tel: 03(5819)2030(代表)https://www.igus.co.jp
<プレスリリース・取材のお問い合わせ>
Tel: 03 (5819) 2057
Fax: 03 (5819) 2055
E-mail: ytsugehara@igus.net(柘原)
-イグスについて-
イグス(本社ドイツ)は、様々な産業機械や製品の可動部分に使われるエンジニアリングプラスチック製品の開発・製造・販売を行うグローバル企業です。プラスチックを開発・成形する確かな技術で、plastics for longer life®〈↑寿命を延ばしてコストを下げる↓〉 を目標に、世界中のお客様にイノベーションと安全性を届けています。
当社は1946の創業以来、無潤滑高機能プラスチックを使用したケーブル保護管、可動ケーブル、樹脂ベアリングにおいて世界のマーケットをリードしており、近年はローコストオートメーションロボット、3Dプリント製品、インダストリー4.0向けの予知保全システム・スマートプラスチックなど、様々な製品を開発し事業ポートフォリオを拡大しています。
現在、世界80以上の国と地域の企業が製品・サービスを採用しており、2022年の売上高は9億6,100万億ユーロ(約1500億円)に達しました。また、環境投資施策として、ドイツでは使用済みプラスチックのリサイクルプログラムや、プラスチックごみをオイルに還元するプロジェクトのサポートについても積極的に推進しています。
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“CFCLEAN”, “dry-tech”, “e-chain”, “e-loop”, “e-skin”, “isense”, “smart cable chainflex” 及び “xiros”は、イグス株式会社の登録商標です。
