イグス(本社ドイツ)は、自社のすべり軸受けを創造的に使用した事例を表彰する、マヌス賞を2年に一度開催しています。11回目の開催となる2023年のマヌス賞では、世界36カ国から480の使用事例が集まりました。アイデアや機能性、節約、効果、差別化などの基準で審査される選考プロセスを勝ち抜き、マヌス賞に輝いた4つの事例をご紹介します。
イグス(本社ドイツ)は、スライド部に新材質イグリデュールE3を使用したドライリンT ミニチュアガイドキャリッジを開発しました。この摩擦・摩耗特性に優れたスライド部により、摩擦係数が40%改善し、設計基準の2:1ルールが3:1に拡張し、リニアガイドの設計自由度の向上を達成しました。
イグス(本社ドイツ)は、直交ロボット(ガントリーロボット)の構成ツールに新たなゲーミフィケーションの手法と機能を取り入れ、操作性をさらに向上させました。ゲームエンジン「Unity」を用いて一新したこのオンラインコンフィギュレータで、低コストのカスタムガントリーを簡単かつ直感的に構成することができます。すべてのガントリーシステムは、イグス独自の自己潤滑性ポリマーを使用しているため、メンテナンスフリーでクリーンな駆動を実現します。
イグス(本社ドイツ)は、独自の試験でクリーンルーム用エネルギー供給システム e-skin flatシリーズの非常に高い耐摩耗性と信頼性を実証しました。e-skin flatを、約1年半の連続使用で6,000万回往復させた後、クリーンルーム試験室で100分以上稼働させたところ、最高のクリーンルーム清浄度であるISOクラス1を維持していることが確認されました。